2011年10月の展示
「伝統・三条六角巻凧の世界」
小林祥二 作品展
2011年10月1日(土)〜2011年10月31日(月)
10月1日から「酒の新茶屋」店舗2階「ぎゃらりぃBOR」では、三条市在住の小林祥二さんの「三条六角巻凧 作品展」を開催しました。
三条市で小林凧屋を営む小林さんは、三条市の伝統工芸である『六角巻凧』を今に伝える数少ない凧職人で、父の仕事を引き継いで、凧職人になりました。
凧作りは、ほとんどが手作業。糸・和紙・染料・糊と竹の骨組みが三本(横骨二本中骨一本)で出来たこの六角凧は、別名『魚巻凧』とも呼ばれていて、大小にかかわらず中骨を外すことが出来ます。
そして、中骨を芯にして横骨と合わせてクルクル巻くと小さく携帯に便利な形になり、それが『巻凧』と呼ばれる所以です。
絵柄は、浮世絵風の武者絵や役者絵。その絵柄には、それぞれ意味が込められています。
『三条六角巻凧』の美と楽しさを一人でも多くの方に知ってもらい、この伝統工芸を後世に伝えたいと願う小林さんですが、現在後継者がいないのが悩みだとか・・・。
今回は「鍾馗大人」「謙信」等13点ほど展示しました。
開催時風景
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