2010年4月の展示
「越後 佐渡情話を描く」
川崎日香浬 日本画展
2010年4月1日(木)〜2010年4月30日(金)
上越市在住の日本画家、川崎日香浬氏の作品展です。
今回は、『佐渡情話』をテーマに20点ほどを展示しました。
今回の作品展のテーマである「佐渡情話」は、佐渡の娘お光と柏崎の漁師吾作との恋物語です。かつて浪曲で歌われて一世を風靡したこの物語にはお光はお弁、吾作は藤吉という伝説のモデルがあり、当店のある青海川には「お弁ヶ滝」という、お弁(浪曲ではお光)に所縁のある滝もあるため、描いていただくことになりました。
川崎氏は主に、古事記に出てくる越の国の神「奴奈川姫」をテーマに柔らかで暖か味のある古典日本画の技法で日本画を描いていおり、また、文芸誌の挿絵や、県内外でも個展を開くなど、注目の日本画家の一人でもあります。
浪曲「佐渡情話」は、美空ひばりや細川たかしの歌でも有名ですが、県内でも知らない人も少なくありません。今回、この作品展を開催するにあたり、一人でも多くの方に佐渡情話を知っていただければ幸いです。
開催時風景
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